北海道の大雪は北京オリンピックの人工消雨作戦のせい?

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北京オリンピック期間2022年2月4日から20日

2月6日の大雪では、通常ダイヤに戻るのに8日かかり、延べ3500本以上の列車が運休、55万人に影響

JR北海道は、6日の札幌周辺の大雪の後、除雪に時間がかかり、7日には札幌発着の全列車が運休するという異例の事態となりました。その後、除雪を進め、徐々に運行本数を増やしている。国土交通省北海道運輸局は14日、JR北の島田修社長を呼び、大幅な運休の原因を調査し、報告するよう要求した。島田社長は、第三者を交えた検証を行う方針を示した。

R北海道 大雪の影響で3日間に2113本運休 運転再開になぜ時間がかったのか? 島田社長の説明は

2月21日の大雪で、JR北海道、大雪で1000本以上が運休 引き続き警戒

JR北海道は、札幌駅発着の列車や特急列車の全列車など、計1,097本を運休しました。22日は、札幌駅発着の列車が始発から全便運休したほか、新千歳空港では羽田便を中心に180便が欠航した。網走、湧別など6市町で計14カ所の自主避難所が開設され、通行止めに備えた。北海道内の658校が臨時休校となった。

北海道 大雪・吹雪で交通混乱 JR札幌駅発着全列車で終日運休(2022年2月21日)

人工消雨作戦で天気さえも変えてしまう中国

2008年の北京五輪では、北京市の気象操作を専門的に管轄する「人工影響天気弁公室」が雨雲を発見すると小型機2機が「雨雲の位置を正確に把握する」偵察のために飛び立つ。雨雲を確認すると別の小型機2機が「催化剤」の散布による第1次人工消雨作戦を行った。

人工影響天気弁公室(Weather Modification Office)では降雨も消雨もコントールしている

降雨はクラウドシーディング(cloud seeding、雲の種まき)という手法で、ヨウ化銀の弾を高射砲・ロケット砲の気象兵器でビュンビュン飛ばし、弾の周りの水滴が重みに耐えられなくなって雨となって降ってくる。上空の雲にミサイル弾を打ち込み、雲を散開させることもある。

“人工消雨”作戦成功!? 開会式は「雨なし」の裏側 - スポーツナビ
 北京は例年、夏から秋口にかけて、ほとんど雨が降ることはない。去年まで、私は傘を持っていなかった。いったん雨が降り出して…
【中国】北京オリンピックで続いた青空「五輪ブルー」はやりすぎ? 大気汚染対策を取材 『“新常態”中国』

ロケット弾で雪降らせようとしたり

北京冬季オリンピック。スキージャンプなどが行われる河北省張家口では、雪雲にロケット55発を打ち込み、会場に雪を運び込んだ。中国国営中央テレビによると、約1cmの積雪が確認された。

雪がないジャンプ会場 人工雪が国際標準? 「恒例」のロケット弾も

人工雨降らせようとして一般の人を巻き込むことも・・・

雨を人工的に降らせようとしていた飛行機が墜落し、5人が死亡しました。江西省では去年10月から干ばつが続いていて、当局が人工降雨の作業を続けていました。

2008年の北京五輪:人工消雨に成功 河北では豪雨に

北京五輪:人工消雨に成功 河北では豪雨に (2008年8月9日) - エキサイトニュース
北京五輪開会式が行われた8日午後、大雨雲が西南から東北に向かって北京市内方面へ進み、さらにメインスタジアムの「鳥の巣」に進みつつあることが確認できた。このため、北京市気象部門は同日16時から23時39...

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